2013年9月4日水曜日

8/28 第4回会議 会議の議事録

2013/8/28(水)19:00〜
500メーターズ第4回会議@越山計画
議事録作成:山崎花奈美
レクチャー:S-AIR 柴田尚 様

今回の会議では、まず、前回会議で出たテーマについて議論しました。「国際芸術祭に向けての美術史入門」「アートピース」「価値観が変わる」について多くの意見がありましたが、結果、本会議でもテーマ決定までには至りませんでした。次回会議9月4日にテーマを仮決定します。
会議後、飲み会でもテーマについて盛り上がりました。「アートピース」で送るモノを「往復ハガキ」にして、いろいろなアーティスト(ギャラリー)に往復ハガキを送り、返送していただく。という案です。議事録、最後に詳しく書いたのでそちらもご覧いただければと思います。

【連絡事項】
次回会議について
第5回会議
レクチャー:柴 勤 様
日程:9月4日
時間:19時30分〜
場所:越山計画
【近日中のスケジュール】
9月4日(会議):テーマ決定
9月11日(会議):細かい内容
9月25日(会議):テーマ確定
→そこから企画書作成(先に打診する場合は作家との関係性による

「旅するアート」の開催期間は11月8日までになりました。
※ 当初のスケジュールから変更になっているので、要注意です
11月8日:夜より搬出作業
11月9日:昼間~夜に搬出作業
汚れてもいい格好で来てください!
翌週、次回展示の搬入
11月13日:搬入
11月14日:搬入
11月15日:搬入
翌日から次回展示開始です
【決定事項】
役割分担
記録:せっちゃん 関百香
広報:なべちゃん 渡部早稀  ミナミちゃん 南沙樹 

以下、会議の詳細になります
【1】 前回会議で出したテーマについて
① 美術史入門
アーティストに「自分の美術史の見え方」のような展示をしてもらうのはどうだろうか?
どういう展示になるのか、なにから始めるのか、を考えなければいけない。
便器(デュシャン)から始めるのは?
便器をみたときに、なんでみんなが面白いと思ったか、が伝わればいいのではないか。
私たちだけで「美術史」の展示を考えても、わかりにくくなる可能性があるので、企画書を持って上遠野先生(札幌市立大学 教授)にご相談に行く。
プロ目線と素人目線でわかりやすく、つくっていく。
8/28に札幌国際芸術祭のプレイベントがあり、「国際芸術祭に向けての美術史入門」は札幌市としてもやりたいことなのではないか、という意見もありました。

美術は文脈がわからないと楽しめないこともある
わかりやすい美術史を国際芸術祭が始まる前に。この時期しかできないものである。
例(大住さん)
ドナルド・ジャッドのような作品を、
現代の北海道(?)のアーティストはこのようにつくっていますという展示
歴史をふまえながら、こうなった理由を説明する
→鑑賞者の自由を奪ってしまうのでは?→ここは難しいところ
→現代アートをみる、ひとつのものさしになれば。

アーティストに頼むなら、出来上がるのがぎりぎりなので、
それに対しての解説をつくるのが大変
→すでに作ってあるものなら、できるかもしれない
→サイトスペシフィックということになると、新たに作ってもらうことになるのでは?

「アートピース」、「美術史」2つの企画を行う、という意見に対して
キーボーさんから「2つのテーマを扱うのは、あまりよくないんじゃないか」といったコメントをいただきました。

②価値観を変える
○○の価値観を変える、という企画は?
「価値観を変える」展示の話し合いのときに「美術史」に対する反対意見も出ました
→美術史の展示は果たして、北海道の500メートル美術館でやる意味があるのか
 見やすい作品を展示する
 美術入門とするのは違う気がする

「価値観を変える」についての意見
身近なものの、見方を変える展示?
見方を教える、というのは好ましくない
わかりやすいものと、挑戦的なもの、どちらも置いてみたい

500m美術館をみて、来年のビエンナーレがみたくなる、という展示
一般的な人々は抽象絵画、現代アートに嫌気がさしているかもしれない
しかし、アートを知らないおじいちゃんとかが、意味もわからない作品を
「この作品いいなー」と言ったりするので、わかりやすくする必要もないのではないか
いかに知識がない人でも度肝を抜かれるような作品を展示することもいい
こうすれば押し付けがましさもないのでは
→美術館に置かれるような作品が公共空間に置かれるということの問題があるのでは
500m美術館の保険の問題、作品保護の問題が出てくる

③他意見について
携帯と連動してバーコード(QRコード?)を使用する
作品についてもっと知りたければ、バーコードにアクセスして作品の情報をみる
→携帯持ってない人は?格差が出てしまう

作家がどういう意図で作ったのか、知りたい作品がたくさんある
もっと情報がしりたい→アーティストトークをきいたら作品の見方がすごくかわる

もっとアーティストのことを知るべき
アーティストのことがわかれば、もっと企画がぽんぽん生まれてく
展示の候補のアーティストも同時に調べていくといい

キーボーさんより、500メートル美術館のアーティスト決め方
テーマを出して思い浮かぶアーティスト+たりないアーティストを調べて部会へ
→部会でまたアーティストを考える
道展のカタログ、(立体の人が)この人が平面作品を作ったらどのようになるのか、など考える
一度、500m美術館に出品した人は基本的に再度展示できない
けど、メーターズ企画としてはいいんじゃないか?

【決め方を決める】ことも必要

柴田さんよりコメント
CAIやS-AIRができないような、500メーターズ独自の視点でつくる展覧会がみたい
メイン展示をつくって、それから細かい気配りのサービスをつくればいいのではないか。
メンバーがたくさんいる、みんなバックグラウンドが違うので、それを活かす

*あの面積の展示を予算なくても人に見せるレベルにすること!
予算0で考えるくらいがいいかも
作家以外の人、作家以外の要素、巻き込めないだろうか?
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会議後、飲み会にてテーマについて盛り上がりました。「アートピース」で送るモノを「往復ハガキ」にして、いろいろなアーティスト(ギャラリー)に往復ハガキを送り、返送していただく。という案です。国内外のアーティストにハガキを送り、返送されてきたものを展示、返送がなかったものは"返信がありませんでした"という旨を書いたハガキを展示。(例:ドイツ在住 ゲルハルト・リヒターさんからはお返事いただけませんでした 等)
→現代美術作家に限らず、作家(文章)や漫画家などにも送ることで、アートと言葉の展示にもなる。
→問題点としては、作品保護があります。有名な作家からご返信いただいたら、持っていかれてしまうのではないか
→アクリルケース?アクリル板?で保護をする

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